UNIX的なアレ

UNIX的なこととかいろいろ

CTOを退任するまでの6年間と今とこれから

wadap.hatenablog.com

先日発表があったとおり、11月の時点で株式会社nanapiは合併しSupership株式会社となりました。それに伴いCTO及び取締役を退任したのですが、年末ですし6年間を改めて振り替えてみようと思います。

いままで

http://blog.livedoor.jp/kensuu/archives/55408011.html

代表だったけんすうが書いている通り、株式会社nanapiの前身となる会社は株式会社ロケットスタートという会社でした。当時はサークルのようなノリでつくった会社ですが、本格的にやろうという話になって始めたのが2009年6月頃。それから6年ちょっとの間、CTOを務めていたということになります。

よく聞かれるのが「共同創業者同士での揉め事はなかったのか?」ということです。実際にあまりなかったなーと思います。実際はあったのかもしれないですけど、お互いにそういうことはあまり気にしないので忘れてるのかもしれません。またnanapi自体の文化として、ヒトではなくコトについて話すというのがあったので激しい議論になったとしてもその人自身への攻撃にならなかったというのはあるかもしれません。

さて、創業してから様々なことをやってきましたがとくに最初の2〜3年くらいはほぼ開発とそれに関わる業務だったなと思います。メンバーが増え、会社が大きくなっていくなかで徐々に変化はありましたが正直なところやっぱり現場で開発している時が一番余計なことを考えることがなく突っ走れた時期だったなぁと思います。とはいえ開発するだけではどうしても組織というのはうまくいかなくなるもので、CTOって何したらいいんだろうねとか考えて自分なりにいろいろとやるようになったという感じです。

いま何をしているか

nanapiの時代にCTOとして僕が必要だと思いやってきた仕事はいろいろとありました。自社内の開発に関わる業務や意思決定は当然ですが、特に力をいれてやっていた業務は次の3点だったなと思います。

  • 広報活動
  • 採用活動
  • 文化形成

nanapi時代にはリクルーティングをするという意味での人事はいませんでしたし、広報という役職のメンバーもほぼいませんでした。そのため、採用活動に関しては母集団形成やスケジュール調整もやってましたし、取材をうけたときの文章チェックや校正なども一通り自分自身でやっていました。

ただ、これは専門の人がいなかったため自分自身でやらざるを得なかったというのはあります。そのため現在はこういった業務からは離れ、専門的に業務を遂行できる部署のほうに任せるという体制になっています。

そして現在は何をしているのかというと、エンジニアとして現場で開発をしています。一応、ちょっとした肩書はありますが基本的には現場で開発をするというのが私自身のミッションとなっています。

この現場に戻るというのは僕自身の強い意思からきたもので、改めて現場でサービスを作り成長させたいと思うようになったからです。

これから

まず仕事ですが、当分の間はエンジニアとしてやっていこうと思っています。エンジニアじゃないとしてもサービスをつくるという側には関わっていきたいなというのが個人的な思いです。

また個人的にはギタリストとして活動をしておりまして、そのあたりの活動もちょっと頑張っていきたいなと。2015年内にはソロのレコーディングを開始する予定でしたが、それもできていないので早いうちに開始したいというところです。

さて、そんなこんなではありこの1年間だけでも会社を含めた自分を取り囲む環境が大きく変化しました。そんな中でも会社に残ってくれているメンバーには深く感謝していますし、新しい自分の立場として一緒に頑張っていきたいと思っています。

いろいろとありますが、これだけの変化を経験できるというのは非情に貴重なことだと思っていますし、2016年も頑張っていこうと思いますので、引続きよろしくお願いいたします。