UNIX的なアレ

UNIX的なこととかいろいろ

具体的な事実から抽象化する能力と、抽象的な要件から具体化する能力

それぞれの能力について

最近、事業を推進する上で必要な能力について考え際、特にプロダクトを開発する時点では2つの能力をもった人間が配置されていることが成功の秘訣なのではないかと思いました。それがタイトルの通り、2つの能力です。

  • 具体的な事実から抽象化する能力
  • 抽象的な要件から具体化する能力

具体的な事実から抽象化する能力

まずこちらの能力ですが、新規事業の立案〜実行する時点までに必要とされる能力です。具体的なイシューをかき集め、それを実現することができる抽象化されたアイデアをアウトプットできる能力でしょうか。

比較的、プロデューサーと呼ばれる職種の人がこのような仕事を得意としているイメージがあります。ポイントは先程も書きましたが具体的な事実から抽象化した提案ができるという点です。ただ思いつきだけで話す人も違います。

抽象的な要件から具体化する能力

これは立ち上げ時のエグゼキューションにおいて非常に重要な能力だと思っています。ざっくりとした要件から具体的なものまで落とし込み実装する。 普段の仕事が具体的なせいか、エンジニアやデザイナーなどの専門職はこっち側に長けている人が多い印象があります。

わかりやすい例でいくと「○○という機能を実装したい」という要件に対して、こういう技術をつかってこういうデザインでのような具体的な実装をできるような人たちのことです。

こちら側の能力の人によってプロダクトは完成し、よりブラッシュアップされていきます。

自分の性質をどう活かすか

書いてしまうとそれぞれの職種にもとめられていることなので当然の能力ではあるのですが、意外と自分の職種とは逆にある能力のほうが得意なケースもあったりすると思います。

まれに専門職でも要件から抽象化する能力が高かったり、またその逆パターンのケースもあったりする人がいて、こういった人によって事業は大きく前に進むのではないかと最近は思っています。

私自身、キャリアの話をするときに自分自身の専門性をあげるだけでなく、どうやってレバレッジをきかせるかという話をするのですが、こういった点でも自分自身が生み出せる価値を最大化させることができるのではないかなぁなんて思っています。