UNIX的なアレ

UNIX的なこととかいろいろ

用途ごとに分けたターミナルの選び方

今回はWindowsネタで。
Unix/Linuxをリモートから操作するときは、様々なターミナルを利用しているかと思います。
実際に自分も最初にUnixを触り始めたときはよく差がわからず周囲の人が使っているのを片っ端から使っていました。
現在の有名どころはTeraTermputty、タブ機能などの拡張されたpoderosaあたりでしょうか。
それぞれ特徴があるので、自分なりにまとめてみます。

UTF-8 TeraTerm Pro with TTSSH2


Tera Term (テラターム) プロジェクト日本語トップページ - OSDN
もっともスタンダード(?)なターミナル。自分もまずはこれから使いました。
素のTeraTermsshが使えずにtelnetだけでしたが、こちらは最初からsshも利用可能です。

  • 特徴
    • 独自のマクロが組める(TeraTermMacro)
    • シリアルコンソールとしても利用可能
    • TeraTermProアシスタントが利用可能(複数Terminalに一斉入力)

PuTTY ごった煮版


http://yebisuya.dip.jp/Software/PuTTY/
自分自身がもっとも利用しているターミナル。こちらもスタンダードですね。
日本語・右ALT利用可能Patchがあたっている方を紹介します。

  • 特徴

Poderosa


http://ja.poderosa.org/
最近は使っている人をよく見かけるようになりました。TeraTermputtyに比べると比較的最近作られたようです。

  • 特徴
    • タブ機能・画面の分割機能がある
    • プラグインのPortFowardingが使いやすい

実際に使いやすいのはどれだろう?

上記にも書いたとおりどれも特徴があり、1つに決めるにはなかなか難しいかと思います。
そのため自分は以下のように使い分けています。

TeraTerm

TeraTermマクロを組む時に利用します。
数百台のサーバーに対してsshの公開鍵を配布するときは、全てのサーバーに対してパスワードを入力するのはさすがに大変です。
TeraTermマクロを利用すればTeraTermに表示された文字列に対してこの文字列を入力しろ、という命令を簡単に書くことができるので自分自身のパスワードをすべてのサーバーに対して入力させることさえもできます。
Expectでも同様のことはできますが、サーバーサイドに自分のパスワードを平分で保存するのが気持ち悪いのであまり使っていません。

Putty

メインではPuttyを利用しています。というのも標準的な機能はほかとはあまり変わりませんが、大量のファイルのあるディレクトリに対してlsとかを打ってしまったときにすぐにキャンセルできるため。
(すみません、ここからは想像に近いです)おそらく、Puttyでコマンドの結果を表示する部分とキー入力のロジックの違いなのですが、実際のサーバーを運用するときにはこれはかなりの効果があります。お守りのようなものですね。

Poderosa


ターミナルとしてはほとんど利用していませんが、プラグインのPortfowardingが便利なので、そのときに活用をしています。
TeraTermPuttyともにPortfowardingは可能なのですが若干設定が面倒なのであまりつかっていません。
Poderosaプラグインに関しては、GUIから簡単に利用でき、管理も楽なのでよくPortfowardingをさせる先はこちらに登録をして利用しています。

参考になれば。

と、いろいろと紹介させていただきましたが最後は好みだと思います。
もしこのエントリーで紹介してあっ!と気がついたことがあったら別のターミナルを使ってみるのもよいでしょう。
こんなのあるよ!というご意見がありましたらお待ちしております!