UNIX的なアレ

UNIX的なこととかいろいろ

VMwareとVirtualBoxの共有フォルダ性能比較

やはり、実際にアプリケーションを稼働させる環境とコーディングしながらテストをする環境はそろえたいもの。
完璧に同じとはいかなくても、OSくらいはあわせておきたいものですね。
そんなときは、仮想環境での共有フォルダ機能を使いこなすと簡単に実現することができます。自分自身も、ローカルでたちあげたIDEでコーディングをし、そのフォルダを仮想マシンからマウントして実行をしています。

しかし、その共有フォルダ機能で気になるのはパフォーマンス。開発しているときはストレスは感じたくないものですよね。そんなわけで、今回はVMwareVirtualBoxの共有フォルダ機能のパフォーマンスを比較してみました。
実行環境は以下のとおりです。

HostOS MacOSX Leopard
GuestOS CentOS 5.3
VMware VMwareFusion 2.0.5
VirtualBox VirtualBox 3.0.0

パフォーマンス測定の結果

さて、以下の図がRead/Writeそれぞれのパフォーマンスを測定した結果です。なお、パフォーマンス測定に関しては、以前に本Blogでも紹介したIozoneを利用しています。
こう見てみると歴然とした差ですね・・・VMwareのほうがWriteでは約150倍Readでは250倍高速なのがわかります。

共有フォルダを活用している人は、ちょっと見直してみると幸せになれるかもしれません。