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現場に業務改善を求めてはいけないのか

anond.hatelabo.jp

コメントも含めこれを読んで思ったことを書いてみようと思います。

業務改善を求めてはいけないのか?

まず、業務改善は上司だけの仕事ではありません。そもそも上司といってもチームによって期待されているロールが分かれているんで一概に言えないと思います。

そして業務改善は現場の協力無しでは出来ないので、何らかの協力を仰ぐことは必須です。ただ、問題はどこまでを上司が行ってどこからを現場で行うのかという点なのかなと思いました。例えば以下のような方法です。

  • 人が辞めてしまい、業務負荷があがっている
  • リソース不足ではあるが、あきらかに業務効率が悪い点があった
  • ○○の問題を解決したいので、それを実現するための方法は何かないだろうか?

というような話の流れであれば、返答のパターンは以下の3つくらいだと思われます。

  1. その方法を試したいので、○○という手法を導入したらどうか
  2. そこよりももっと他の部分に問題がある
  3. その問題提起は間違っている

1か2の回答であれば、建設的な意見ではあるため議論を前に進めることができます。3の場合でも対話を繰り返すことで、問題の根底を突き詰めることができる可能性があります。

現場の問題をどこまで上司は把握できるか

一方で現場の問題をどこまで把握する能力があるのかという課題はあります。完全に把握することはできなくてもなんとなくも勘所はあるはず。ただこれはその部署における何らかの専門性をもっている場合です。現場がもっている専門性をまったく理解できないまま、上司というポジションになった人には非常に難しい問題でもあるのかなぁと。

このあたりを把握できない人がマネージャーだったりプロダクトに強く関わる立場になると「ノーアジェンダ・どうしましょうか会議」が行われます。一旦関係者全員が無駄に呼ばれて、さぁどうしましょうかねみたいな会議。まぁこれは現場からみて腹立つのもわかります。

前提条件としての信頼関係

とはいえ、本当にこういった返しが返ってきているのだとしたらそれは信頼関係が完全に壊れてしまっているということだと思います。率直な意見といえばそれまでだが、これは意見というよりも対象を上司 or 会社にした一つの攻撃と捉えることができます。

攻撃的な関係になってしまうとあとはどうしようもないので、これ以上建設的な議論を行うのは難しいのかもなぁと思います。

人を採用すれば解決するか

採用って採用活動を開始してから、採用活動〜入社まで順調にいっても3ヶ月くらいかかります。なので最終的には採用するにしても、まず目の前の問題は内部で解決せざるを得ません。

とかいろいろ思いました。