mod_proxy_balancer配下で、cakephpのredirectを使う場合の注意点
おてがるにバランシング
mod_proxy_balancerを使うと、普段から使い慣れているapacheでお手軽にロードバランシングを行うことができます。
設定もものすごく簡単ですね。Virtualhostの中に書くこともできるので、NameVirtualを使ったL7バランシングをすることも可能です。
<Virtuslhost *:80> ServerName example.com ProxyPass / balancer://balancer/ ProxyPassReverse / balancer://balancer/ <Proxy balancer://balancer> BalancerMember http://localhost.localnet:8080 </Proxy> </Virtualhsot>
mod_proxy_balancer - Apache HTTP サーバ バージョン 2.2
すごくシンプルにやるとこんな感じになります。
このままでも動くのですが、cakephpと組み合わせると1点問題が生じました
redirect後のURLがちょっとおかしい
cakephpの controller内で利用することができる $this->redirect() を使うと1点問題が起きます。
1. http://example.com/foo (アクセスしたURL、ここから/bar へリダイレクトする) 2. http://example.com//bar (リダイレクト後のURL)
上記のように、リダイレクト後のURLが/(スラッシュ)が二重に重なってしまいます。
まぁ動くのですがすごく気持ち悪いので対応策を考えてみました。
ProxyPreserveHostディレクティブで解決
なんか良い方法がないかなーとおもって探していたところ、本家におもいっきり回答が書いてありました。ProxyPreserveHostというディレクティブです。
このオプションが有効になっている場合、ProxyPassで指定したホスト名の代わりに、受け付けたリクエストの Host: 行を プロキシ先のホストに送ります。
このオプションは通常は Off に設定してください。 ほとんどの場合、これは大量の名前ベースのバーチャルホスティングを行なっていて、 元々の Host ヘッダをバックエンドサーバが解釈する必要のあるときのような、 特別な設定が必要な場合にのみ有用です。
mod_proxy - Apache HTTP サーバ バージョン 2.2
ああ、これこれまさにこれですよ。というわけでこれを1行だしてあげればOKです。
ProxyPassReverseはいらなくなるので、完成した設定ファイルはこうなります。
<Virtuslhost *:80> ServerName example.com ProxyPreserveHost On ProxyPass / balancer://balancer/ <Proxy balancer://balancer> BalancerMember http://localhost.localnet:8080 </Proxy> </Virtualhsot>
というわけで本日小一時間ほどハマってしまった内容でした。